会員の皆様にはLPガス事故半減に向けた緊急対策(第1弾)を昨年11月より本年3月まで、緊急対策(第2弾)を本年4月より7月まで実施して頂きました。しかしながら、本年の事故件数は昨年と比べほとんど減少していない状況となっております。
このような状況から、(社)エルピーガス協会より「事故半減のための緊急対策(第3弾)」として、以下のとおり重大事故につながる恐れがある埋設管事故の防止策を特化するとともに緊急対策(第2弾)の内容の継続実施について要請がありました。
その中でも特化した埋設管の事故防止策として、現在、夏季休校中である学校等の漏えい試験等を確実に実施すること、また、腐食測定の未実施施設については、腐食測定を実施するとともに、腐食測定不合格施設の早急な改善が求められております。
つきましては、会員の皆様におかれましては、業務ご多忙のこととは存じますが、本緊急対策第3弾の実施の徹底方よろしくお願いいたします。
事故半減のための緊急対策(第3弾)の概要
T.埋設管事故防止
1.経年劣化対策の徹底
長期間の設置に伴う腐食による漏えい事故を防止するため、腐食測定器又は
漏えい検知装置による漏えい試験等の確実な実施。
2.耐腐食性管への改善
腐食しにくい管への速やかな改善。
3.他工事による事故防止
お客様にガス以外の工事を実施する場合は、販売事業者へ事前連絡の周知徹底。
U.業務用厨房施設等のCO中毒事故防止【継続】
1.業務用厨房施設のオーナー、管理責任者や従業員等への注意喚起
COの危険性、ガス機器使用時の換気、清掃等の注意喚起の徹底を促すと
伴にチラシ・マニュアル等を活用し、再度事故防止を徹底。
2. 業務用厨房施設のオーナー、管理責任者や従業員等への安全機器等の設置促進
不燃防付き機器への交換、業務用CO警報器の促進。
V.販売事業者に起因する事故防止【継続】
1.供給設備の期限管理及び老朽化対策の徹底等
期限切れの調整器、高・低圧ホース及び検満切れのマイコンメータを交換。
2.空家の充てん容器等の対応
閉栓先において、充てん容器等の腐食による漏えい事故が発生しているため、
不要な充てん容器等を撤去。
3.全ての従業員等への保安教育(注意喚起)の実施
容器交換作業員及び設備工事作業員への注意喚起
実 施 期 間
平成22年8月〜11月末
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