青年部会火育活動
青年部会では、「火育」の普及を目指し、平成25年度より火おこし体験プログラム、火育出張教室などの火育活動に取り組んでおります。去る平成28年9月21日(水)、内子町の内子小学校において、5年生58名並びに保護者を対象に【火育×地産地消】の火育出張教室が実施されました。今回の出前授業は、小学校の学年PTA活動の一環として実施されました。
まず【火育】の部では、マルチパーパス教室でスライドを使いながらクイズを出題するなど、児童の皆さんに関心を持ってもらえるよう工夫をしながら、「火について」、「火と人の関係」、「人と火の歴史」、「LPガス」について学んでもらいました。 座学終了後は、体育館下のピロティに移動して、まずマッチ擦りに挑戦してもらいました。理科の授業で「マッチ擦りの経験がある」と答えた児童が多くいましたが、実際にマッチを擦ってみると上手く火を点けられず、苦労している児童も沢山いました。 次にかまど体験、組立て式かまどを用いて愛媛県産の新米とミネラルウォーターでご飯を炊く体験学習を行いました。スタッフからかまどや羽釜などについて説明があった後、実際にかまどを使った炊飯に取りかかりました。代表の児童が薪にマッチの火を投げ入れ、かまどの火力を上げる際には、何人かの児童に火吹き竹で空気を送る作業に挑戦してもらいました。 かまどのご飯を炊いている間、児童の皆さんには古代の火おこし体験(紐キリ式火おこし)に挑戦してもらいました。スタッフが紐きり式火おこしのお手本を見せて、麻綿を使った発火デモを行うと大きな歓声が上がっていました。
その後、児童の皆さんにはグループに分かれてもらい、火おこしに挑戦してもらいました。同級生とペアを組んで挑戦してもらいましたが、なかなか火種ができない児童は、スタッフや先生、保護者の方に手伝ってもらいながら、やっとの思いで赤く燃える火種ができると、「火が付いた」と歓声を挙げていました。火おこし体験が終わる頃には、かまどのご飯も炊き上がって蒸らしも終わり、保護者の皆さんがご飯を取り分けて試食が始まると、児童の皆さんからは「お米が甘い」「お米のいいにおいがする」などの声が挙がっていました。