青年部会火育活動

青年部会では、「火育」の普及を目指し、平成25年度より火おこし体験プログラム、火育出張教室などの火育活動に取り組んでおります。平成28年11月16日(水)、伊予市の南山崎小学校において、4年生22名並びに保護者を対象に【火育×地産地消】の火育出張教室が実施されました。

 まず【火育】の部では、体育館でスライドを使いながらクイズを出題するなど、児童の皆さんに関心を持ってもらえるよう工夫をしながら、「火について」、「火と人の関係」、「人と火の歴史」、「LPガス」について学んでもらいました。
 座学終了後は、体育館の外に移動して、まずマッチ擦りに挑戦してもらいました。まだ4年生なのでほとんど児童の皆さんが「マッチ擦りの経験がない」と答えていましたが、実際にマッチを擦ってみるとみんな上手にマッチ擦りができていました。
 次にかまど体験、組立て式かまどを用いて地元唐川地区で獲れた新米とミネラルウォーターでご飯を炊く体験学習を行いました。
 スタッフからかまどや羽釜などについて説明があった後、実際にかまどを使った炊飯に取りかかりました。代表の児童が薪にマッチの火を投げ入れ、かまどの火力を上げる際には、何人かの児童に火吹き竹で空気を送る作業に挑戦してもらいました。
 かまどのご飯を炊いている間、児童の皆さんには古代の火おこし体験(紐キリ式火おこし)に挑戦してもらいました。
 スタッフが紐きり式火おこしのお手本を見せて、麻綿を使った発火デモを行うと大きな歓声が上がっていました。
 その後、児童の皆さんには6つの班に分かれてもらい、同級生とペアを組んで火おこしに挑戦してもらいました。なかなか火種ができない児童も多く、「腕が痛い」「疲れた」と感想を漏らしながらも、やっとの思いで赤く燃える火種ができると、「火が付いた」と歓声を挙げていました。
 
また、児童の皆さんの火おこしが終わった後は、先生や保護者の方々も火おこしに挑戦していました。
 火おこし体験が終わる頃には、かまどのご飯も炊き上がって蒸らしも終わり、保護者の皆さんがご飯を取り分けて試食が始まると、児童の皆さんからは「お米が甘い」「お米のいいにおいがする」などの声が挙がっていました。