平成28年9月24日(土)

 去る9月24日(土)、松山市内の叶ホ原自動車教習所において、県内から約30名の見学者、関係者が集まり、(一社)愛媛県LPガス協会配送保安コンテストが開催されました。配送保安コンテストは、昨今のLPガス移動時における事故の発生状況を鑑み、配送時の運転技術に焦点を当てた内容で開催されており、本年度は11名の選手が緊張感を滲ませながらも、日頃の成果を発揮し、互いの運転技術等を競い合いました。
 

開会式では、須賀会長から「まず、LPガス関係の法令遵守と交通ルールをしっかりと守って頂きたいと思います。自動車教習所の教官の方々も、皆さんの運転技術については、非常にレベルが高いと評価してくれていますので、本日は普段の力を十分に発揮して良い成績を収めて欲しいと思います。」と挨拶があった後、選手紹介、選手宣誓、競技説明がありました。

車両点検指導では、審査員(教習所教官)の立会いの下、配送車両の運行前点検(エンジンオイルの量や冷却水の量、バッテリチェック、灯火類の確認、ワイパーの確認など)を行い、その後、高圧ガス保安法に基づく移動の基準の点検(警戒標識や緊急工具、消火器、イエローカード、積載方法など)を行いました。

運転技能審査@では、交通法規に基づいて教習所内の所定のルートを周回し、審査員(教習所教官)が審査しました。

運転技能審査Aでは、各課題走行(V字方向転換、縦列駐車、後方間隔、車両感覚、狭路バック)に挑戦しました。
 運転技能審査終了後には、筆記試験(道路交通法15問、高圧ガス保安法5問)が実施されました。

運転技能試験及び筆記試験の結果、最優秀賞は宇野俊彦氏(エネポ愛媛梶j、優秀賞は菊地栄夫氏(三原産業梶jと岡田洋明氏(協同組合中予LPガス配送保安センター)がそれぞれ受賞されました。
 
各審査員からは、「右左折の合図が遅い。」、「普段道路を走っている時は、会社の代表として走っている意識を持ってもらいたい。」、「皆さん慎重に走ってくれているが、切り返しの際など毎回しっかりと確認をしてもらいたい。」、「今日みたいな運転が出来ていれば、まず大きな事故はないと思うが、人に見られていない時もしっかりと運転してもらいたい。」、「人によって差があると感じた。後ほどテクニカルチェックを渡すと思うので、その結果を今後の運転に反映してもらいたい。」、「皆さんは今日緊張してコンテストに参加していたと思うが、この緊張感を日頃から持ち続けてもらいたい。」、「急いでいる時が、一番事故が起こりやすいことを十分認識して運転に臨んでもらいたい。」などの講評がありました。
 
また、授賞式終了後には、須賀会長より総評があり、「本日、コンテストに参加して勉強になったことがあったと思います。これを会社に持ち帰り同僚の皆さんに伝えて頂き、LPガスの安全確保及び交通安全の徹底に努めて頂きたいと思います。」と総評がありました。
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後に大会副委員長である水代副会長から閉会の挨拶があり、配送保安コンテストが無事終了いたしました。